■「草原再生オペレーター組合とは」
- 阿蘇の草原は、採草や放牧利用と野焼き・
輪地切りによる管理作業によって維持されてきました。しかし、 過疎化・高齢化により未利用の草地が拡大し、 野草地の灌木化や野焼きの危険性が高まっています。 - 阿蘇市が平成17~
21年度で取組んできたNEDOによる実験事業では、 草原に存在する未利用の野草を収集・エネルギー利用することで、 草原景観や生物多様性の維持保全を図るために、 地球温暖化防止や再生可能エネルギーの利用拡大を図っていくこと を目的とし、 平成22年度以降も実験事業の原料収集部門を継続して実施してい ます。 - 阿蘇の地域資源である草を活用して冬場の農閑期における新規事業
として、 草原再生オペレーター組合という新たな担い手集団が組織されたこ とから、未利用野草の利活用の流れを継続し、 農閑期の雇用を確保し地域活性化と草原再生、 また担い手育成の両立を目指しています。
■「草原再生への想いなど」
- 草原に広がる野草は、これまでと同様に、今後も阿蘇の農畜産業にとって大切な資源です。
- 農業後継者が減少する状況の中で、長年引き継がれてきたこの資源を将来の子供たちに守り伝えていくことが自分たちの責務であり、そして持続的な活動に発展させたいとだと考えています。
- また、阿蘇が世界農業遺産にも認定された事から、草原の野草の利用が保全につながる事をアピールしていきたいと思っています。
■「作業風景」
1.集草(FENT+モアコン)
1.採草(フェント+モアコン)
2.撹拌乾燥(テッダー)
3.集草(レーキ)
4.梱包(クボタパワクロ+ロールベーラー)
5.積込(ローダー+4トントラック)
6.飼料用のみ(ラッピング)